冬場の職場でコロナ感染拡大防ぐ 厚労省 チェックリストを改定

冬場に入って新型コロナウイルスの感染が急速に拡大していることから、厚生労働省は、暖房器具などを使用しつつ、窓を常に開けて換気を徹底するよう呼びかけています。

冬場の気温の低下で、職場の換気が不十分になり、クラスターの発生にもつながっているという専門家からの指摘を受け、厚生労働省は職場での感染拡大を防ぐためのチェックリストを改定しました。

新たに「換気の悪い密閉空間の改善」という項目が追加され、換気設備がない職場や換気機能がついた暖房設備がない職場に対し、一方向の窓を常に開けて連続して換気するよう求めています。

合わせて、暖房器具や加湿器も使用して、室温を18度以上、湿度を40%以上に保ち、難しい場合は空気清浄機を併用することとしています。

またリーフレットも作成し、室温の低下を防ぐコツとして、離れた部屋の窓を開けて空気を取り入れることや、温度や湿度をこまめに測定しながら窓を開ける幅を調節することなどを紹介しています。

田村厚生労働大臣は、閣議のあと「寒くなると職場の状況も変わって、どうしても換気などが難しくなってくる。しっかりと『対コロナ』で対応していただきたい」と述べました。