新型コロナ 政府 今後3週間程度集中して感染抑え込みを

新型コロナウイルス対策をめぐり政府は、都道府県と連携し、今後3週間程度集中して、飲食店に対する営業時間の短縮要請などを徹底することで、医療への負荷がさらに大きくなる前に感染を抑え込みたい考えです。

新型コロナウイルスの重症者の数が、26日、過去最多を更新するなど、感染の拡大が続いています。

菅総理大臣は、「この3週間が極めて重要な時期だ。皆さんと一緒になって、感染拡大を何としても乗り越えていきたい」と述べ、国民に対し、マスクの着用や手洗い、「3密」の回避といった基本的な感染防止策への協力を呼びかけました。

政府としては、年末年始には、医療体制が手薄になりがちなことから、都道府県と連携し、今後3週間程度集中して、飲食店に対する営業時間の短縮要請などを徹底することで、医療への負荷がさらに大きくなる前に感染を抑え込みたい考えです。

一方、「Go Toトラベル」をめぐっては、政府の分科会が、感染が拡大している地域を出発地とする旅行も除外の対象とするよう提言していますが、政府は、事業によって感染が拡大している客観的な証拠はないとして、引き続き、慎重に対応する方針です。