東京都 府中に新型コロナ専用医療施設を整備 来月運営開始へ

東京都は、新型コロナウイルスに感染して軽症か中等症の人が入院できる専用の医療施設を府中市に整備し、来月16日から、介護が必要な高齢者や日本語が話せない外国人を、積極的に受け入れることになりました。

都は、府中市にある「旧都立府中療育センター」を改修し、新型コロナウイルスに感染して入院が必要な患者を受け入れる専用の医療施設として整備しました。

軽症か中等症の患者を対象に、近くにある「都立多摩総合医療センター」の病棟の1つとして、来月16日から運営を開始します。

介護が必要な高齢者や日本語や英語が話せない外国人など、ほかの病院では対応が難しい人を積極的に受け入れるということです。

施設に整備する100床のベッドのうち、当面は32床で患者を受け入れるということです。

都によりますと、新型コロナウイルスの患者が入院できる専用の医療施設は、渋谷区にある「東海大学医学部付属東京病院」におよそ60床あり、都内では府中市の施設が2か所目になります。