新型コロナ 中学校生徒20人 合唱コンクールで集団感染か 兵庫

兵庫県市川町の中学校で生徒20人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。地元の保健所は、先週行われた合唱コンクールの場で集団感染した可能性もあるとして感染経路を調べています。

兵庫県市川町の教育委員会によりますと町立市川中学校で、今月22日に生徒1人が38度5分の発熱を訴え、PCR検査の結果、陽性と判明しました。

その後、この生徒と同じクラスの生徒18人と、別のクラスの生徒1人それに教員2人の感染が判明し、中学校での感染者は、あわせて22人となりました。

全員が軽症か無症状だということです。

教育委員会によりますと、学校では今月20日、全校生徒が参加して体育館で合唱コンクールが開かれ、集団感染が起きたクラスの生徒はほとんどがマスクをせずに歌っていたということです。

合唱の際生徒たちは例年と同じような並び方で、間隔をあけるなどの措置は取っていなかったということです。

市川町を管轄する中播磨健康福祉事務所は合唱コンクールの場で集団感染が発生した可能性もあるとして詳しい感染経路を調べています。

学校は24日から27日まで休校とし、合唱コンクールに参加したすべての生徒や教職員、保護者、あわせておよそ300人にPCR検査を実施することにしています。

26日は密を避けるためにグラウンドで検査が行われ、防護服を着た教職員や保健所の職員が車で来た保護者や生徒に検査キットを渡して唾液を採取していました。