緊急事態宣言解除から半年 PCR検査態勢や病床数どう変化?

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて出されていた緊急事態宣言が全国で解除されてから半年がたちました。全国で、PCR検査や入院患者の受け入れ態勢の整備が進んだ一方病床もひっ迫しつつあります。

厚生労働省によりますと、全国で対応可能なPCR検査の数は、緊急事態宣言が全国で解除された5月下旬の時点で、合わせておよそ2万4500件でした。現在は8万5500件と3倍以上に増加しています。

入院患者のために確保された病床も、およそ1万8300床から1.5倍の2万7000床に増えました。
一方、感染拡大による入院患者の増加で、病床はひっ迫してきています。全国平均で7.5%だった病床の使用率は今月18日の時点で3倍近い22%に上昇しています。
都道府県ごとにみると、大阪府、兵庫県、北海道、埼玉県では40%前後に上るなど状況は深刻化しています。