北海道 新型コロナ 集中的対策期間 12月11日まで延長へ

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、北海道は26日夕方、集中的な対策期間を12月11日まで延長することを決める方針です。これを前に鈴木知事と札幌市の秋元市長が経済界のトップらと会談し、感染者の急増を抑え込むため企業の協力を求めました。

会談はオンラインで行われ、道経連・北海道経済連合会の真弓明彦会長ら道内の経済団体のトップが出席しました。
この中で鈴木知事は「感染拡大防止と社会経済活動のバランスを取りながら対策を進めてきたが、厳しい感染状況を踏まえると、ここで一度、感染拡大防止の力を強めざるをえない」と述べ、27日までとしてきた集中的な対策期間を延長することに理解を求めました。

そして各企業で、道のガイドラインに沿った感染防止対策を徹底することや、鉄道などの交通機関で通勤時間帯の混雑を緩和するため、テレワークや時差出勤などに一層、取り組むよう協力を求めました。

また札幌市の秋元市長は「感染拡大を防ぐことがこれからの経済回復につながる。今後2週間が感染拡大を抑え込むため重要な時期だ」と述べ、理解を求めました。

道と札幌市は26日夕方、それぞれ対策本部会議を開き、道民や事業者に要請する内容などについて決定することにしています。