トルコ 新型コロナ感染者数 陽性確認で統計に改め 感染者急増

新型コロナウイルスをめぐって、トルコ政府は症状が出た人を感染者とするこれまでの統計の取り方から、日本などと同様に陽性が確認された人を感染者とする取り方にしたところ、新たに確認された感染者は前の日と比べて急増しました。

トルコ政府は新型コロナウイルスの統計について、検査で陽性が確認され、発熱などの症状がある人を感染者として発表してきました。

しかし、日本など世界の多くの国では陽性が確認された人を感染者としているため、トルコの医療関係者などからは「実態を隠している」との批判が出ていました。

こうした状況を受けて、トルコのコジャ保健相は陽性が確認された人を感染者とする統計方法に改めて発表したところ、新たに確認された感染者は24日は7381人でしたが、25日は2万8351人に増えました。

トルコ政府は感染が再び拡大しているとして、11月20日から店内での飲食の禁止などの措置に踏み切っていますが、コジャ保健相は今後、外出制限の強化なども検討していくと危機感を強めています。