キリン 豪飲料事業 現地乳製品メーカーに売却 約409億円で

キリンホールディングスは、オーストラリアの飲料事業を現地の大手乳製品メーカー「ベガ・チーズ」に400億円余りで売却することが決まったと発表しました。この事業をめぐっては、いったん中国企業への売却が決まりましたが、オーストラリア当局が中国との対立を背景に承認せず、キリンが新たな売却先の検討を進めていました。

発表によりますとキリンホールディングスは、オーストラリアで清涼飲料や乳飲料などの事業を手がけるグループ会社「ライオン飲料」のすべての株式をおよそ409億円でベガ・チーズへ売却します。

ライオン飲料をめぐってキリンは、去年、中国の乳業大手「中国蒙牛乳業」へ売却することを決めていました。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大や香港問題をめぐるオーストラリアと中国の対立を背景にオーストラリア当局の承認が得られない見通しとなったことからキリンはことし8月に売却を断念し新たな売却先の検討を進めていました。

キリンホールディングスは「最適な売却先を見つけることができ、不採算の海外事業の再編にめどを付けることができた。今後は成長が見込める医薬や健康などの事業へより注力したい」としています。