外食チェーンの売り上げ 減少幅縮小も8か月連続減少

全国の主な外食チェーンの先月の売り上げは、新型コロナウイルスの影響で前の年の同じ月を5.7%下回りました。前の月に比べて減少幅は縮小しましたが、8か月連続で減少しています。

日本フードサービス協会によりますと、先月の全国の主な外食チェーンの売り上げは、去年の同じ月を5.7%下回りました。

前の月に比べて減少幅は8ポイントあまり縮小したものの、8か月連続の減少となりました。

業態別では、「パブ・居酒屋」が前の年の同じ月に比べ36.3%減少したほか、「ファミリーレストラン」は8.7%の減少となりました。

一方、持ち帰りや宅配などの利用が伸びている「ファストフード」は1.8%増加していて、新型コロナウイルスの感染が拡大したことし3月以降、初めて前の年を上回りました。

日本フードサービス協会は「足もとでは再び感染者が増えていて、忘年会のキャンセルも増えているようだ。夜の飲酒業を中心に引き続き厳しい状況が続く見通しだ」としています。