インターネットの歴史

インターネットの歴史
インターネットは、私たちにとって切っても切り離せない存在になっていますが、実は、日本での歴史は、まだ30年あまりだということをご存じでしたか?今回は、その歴史を見ていきましょう!

問題に挑戦!

まずは、こちらの入試問題に挑戦してみましょう。
問題
次のグラフは、おもなメディアについて1日の利用時間(平日)を年代別にまとめたものです。グラフ中の(1)から(4)は、インターネットを使う、テレビを見る、ラジオを聞く、新聞を読むのいずれかが入ります。このうち(2)にあたるものを下の(ア)~(エ)からそれぞれ選び、記号で答えなさい。

(ア) インターネットを使う
(イ) テレビを見る
(ウ) ラジオを聞く
(エ) 新聞を読む

(関西大学北陽中学校 2019年 改題)
グラフの(2)は、10代・20代の若者が、特に多くの時間利用していることがわかりますね。
答えは(ア)の、インターネットを使う、です。

新型コロナウイルスの影響で、インターネットを活用したリモートワークやオンラインショッピングの利用が増えましたよね。

インターネットの「れい明期」は

インターネットがない時代、離れた場所にいる人どうしのコミュニケーション手段といえば、電話でした。
こちらはポケットベル、社会現象にもなりましたよね。「0840」、なんと読んだらいいかわかりますか?
「おはよう」です。
さて、日本にインターネットが登場したのは、1980年代半ばのこと。最初は、大学どうしを結ぶネットワークでした。通信には電話回線が使われていました。
1992年に、日本で初めて民間向けのインターネット接続会社を設立した、鈴木幸一さんです。公益性が高い通信事業に新しく参入するのは大変だったといいます。
鈴木さん
「役所に認可されるまで1年8か月もかかりました。通信の世界でいちばん大きくなるのはインターネットだ、無限にいろんなビジネスが出てくるだろう、という気はしましたね」
民間で提供が始まった、インターネット。
一般に知られるようになったのは阪神・淡路大震災の時だったといわれています。震災で電話回線は大きな被害を受け、最大で30万件の固定電話に障害が起きました。
このため、鈴木さんの会社は、災害情報のウェブページを立ち上げました。被災者の安否情報や現地の写真などを掲載したのです。
地元自治体や大学なども、被災地の情報をインターネットで発信。
情報は国内外に拡散し、ボランティアの申し出や被災地に対する支援や励ましにつながりました。
鈴木さん
「当時立ち上げたウェブページにくると、『私は生きています』とかあらゆる情報が載っていました。電話系の通信が使えなくなったときに、インターネットでコミュニケーションができた」

暮らしに浸透 急速に

インターネットが普及するきっかけになったのは、1995年11月の「ウィンドウズ95」の発売です。
画面上のアイコンをクリックすれば簡単にインターネットの世界に飛べる便利さから、多くの人がパソコンを購入したのが、この時でした。
2000年代に入ってからは光ファイバー回線の普及などで、インターネットの利用者が急増。国内の利用者の割合は、2003年までの4年間で3倍に伸び、およそ64%になりました。
携帯電話も、インターネットの機能を強化。
「iモード」の登場で、eメールやウェブサイトの閲覧などが携帯電話でできるようになったのは、画期的でした。
スマートフォンの普及もあり、いま、インターネットの利用者の割合は、9割近くにまで達しています。

そして時代は「5G」

これからは、高速・大容量の「5G」の時代。5Gの情報処理のスピードは、従来のおよそ10倍です。2時間の映画も、たった3秒でダウンロード。より臨場感のあるエンターテインメントが楽しめるようになります。
自動運転では、車と信号機などがほぼリアルタイムで情報をやりとりできるため、安全の実現に役立ちます。
また、医師不足の地域を救う遠隔医療の実証実験も行われています。さまざまな分野で、私たちの暮らしが大きく変わろうとしています。

インターネット どう向き合う

インターネットは、物理的な変化だけでなく、私たちの行動様式や考え方も変えていっていますよね。
一方で、SNS上でのひぼう中傷が絶えないなど、負の影響も見逃してはなりません。
ウィンドウズの生みの親、ビル・ゲイツ氏はある対談で、「20年前は、インターネットが民主主義をよくするものと楽観的に考えていたが、今の状況は、みんなが自分の世界に閉じこもって分断が進んでしまっていて驚く」と語っています。

インターネットによって社会をよくするために、私たちが使い方を考えていかなければいけないですね。
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