北海道 コロナ集中対策2週間延長 札幌の接待飲食店休業要請へ

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、北海道は27日までとしている集中的な対策期間を来月11日まで延長したうえで、札幌市内全域で接待を伴う飲食店に休業を要請する方向で調整に入りました。

北海道は、27日までとしている集中的な対策期間を来月11日まで2週間延長する方針を固め、道民や事業者に求める協力要請の原案をまとめました。

それによりますと、道が定める「警戒ステージ」は「3」のまま維持したうえで、新たに札幌市内全域で接待を伴う飲食店に休業を要請し、要請に応じない店は利用を控えるよう道民に求めるとしています。

また、道内全域で、感染防止対策を定めた道のガイドライン「新北海道スタイル」に沿った対策を講じていない店の利用を控えることなども呼びかけることにしています。

また感染のリスクを避ける対策がとれない場合には、札幌市内での不要不急の外出や、ほかの地域との行き来を控えることも引き続き、要請します。

一方、繁華街・ススキノの居酒屋やカラオケ店などで午後10時までに短縮するよう要請している酒の提供時間についてさらに短縮することも検討しましたが、影響が大きいなどとして見送る方針です。

北海道と札幌市は、休業要請に応じる店への協力支援金などについて調整を続けていて、26日の対策本部会議で決定することにしています。