宣言解除半年 宮城では3連休の土日 県外客が5月に比べ2倍増に

ことし5月に全国で緊急事態宣言が解除されてから25日で半年となります。
宮城県では宣言の解除後、観光などで県外から入ってくる人が増えていて、直近の3連休の土日は、5月の土日と比べて2倍に増加しました。

緊急事態宣言は、5月14日に宮城県などで解除された後、5月25日には全国すべてで解除され、そこから25日でちょうど半年となります。

この間に、宮城県にやってくる人の数がどのように変化したのかを調べるため、NHKはNTTドコモがプライバシーを保護した形でまとめた携帯電話の位置情報のデータを分析しました。

その結果、宮城県では宣言が解除されて以降、土日に県外からやってくる人の数が増加し、3連休となった今月21日と22日の土日は、5月16日と17日の土日に比べて、2倍余りに増えたことが分かりました。

宣言が解除されて以降、最も多かったのは9月19日からの4連休の土日でしたが、今回の3連休はそれに迫る数となっています。

一方で、去年の同じ時期の3連休と比べると28%減少していて、ウイルスの流行前の水準には戻っていません。

人の移動の分析に詳しい早稲田大学創造理工学部の佐々木邦明教授は「観光地では、この半年間で人出が去年並とは言えないまでも、だいぶ戻りつつあり、特にこの前の3連休は、北海道を除く各地で人の移動が活発だったと言える」と話しています。