豪カンタス航空 国際線乗客に新型コロナワクチン接種要請 検討

オーストラリアの航空大手、カンタス航空のCEOは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ほとんどの国際線の運航を停止する中、将来的に国際線の乗客にワクチンの接種を求めることを検討していると明らかにしました。

カンタス航空のCEO、アラン・ジョイス氏は23日、地元、オーストラリアのテレビ局の取材に応じ、この中で「国際線の乗客に対し、航空機に乗る前にワクチンの接種を受けてもらうよう利用規約の変更を検討している」と述べて、国際線の乗客に搭乗前に新型コロナウイルスのワクチンの接種を求めることを検討していると明らかにしました。

カンタス航空では現在、ニュージーランド便などの一部の便を除く国際線の運航を停止していますが、ワクチンが各国に普及すれば来年にも運航を再開したい考えで、この措置が導入された場合、国際線の乗客は搭乗時にワクチンの接種の証明を求められる可能性があります。

カンタス航空ではワクチンの接種を証明する「電子パスポート」の導入も議論しているということで、今後、ほかの航空会社の出方にも関心が集まりそうです。