台湾 初めて潜水艦の建造を開始 対中国軍の抑止力向上へ

台湾が初めて潜水艦の建造を開始し、記念の式典で、蔡英文総統は、台湾周辺で軍事活動を活発化させている中国軍に対する抑止力の向上につながるという認識を示しました。

式典は、24日、台湾南部の高雄にある造船所に新しく建てられた潜水艦専用の建造施設の前で行われ、蔡総統のあいさつなどの部分だけ取材が許可されました。

この中で蔡総統は「きょうの建造開始を通して、主権を守る台湾の強い意志を世界に見せる。潜水艦は、海軍が台湾本島を取り囲む敵の艦艇を抑止するための重要な装備だ」と述べました。

中国軍が大規模な軍備増強を続け、台湾周辺で空母を航行させるなどして圧力を強めているのに対し、新鋭の潜水艦を持つことが抑止力の向上につながるという認識を示したものです。

台湾は現在、外国製の潜水艦を4隻保有していますが、いずれも老朽化しています。

歴代の政権は新しい潜水艦の取得をはかってきましたが、中国の影響力もあって各国から購入できない状況が続いたため、みずから建造することを決定していました。

24日建造を開始した潜水艦は、2025年に軍に引き渡される予定です。