NY株 ダウ平均 終値327ドル高 ワクチン開発など期待

週明けのニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスのワクチン開発や実用化への期待から、ダウ平均株価は値上がりしました。

23日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて327ドル79セント高い、2万9591ドル27セントでした。

イギリスの製薬大手アストラゼネカが、開発中の新型コロナウイルスのワクチンの有効性について発表したことを受けて、ワクチン開発や実用化への期待が高まり、航空や娯楽、金融など幅広い銘柄に買い注文が集まりました。

また、大統領選挙で勝利宣言したバイデン前副大統領が検討している閣僚人事をめぐって、財務長官にFRB=連邦準備制度理事会のイエレン前議長の指名が有力になったとする報道を受け、取り引き終了にかけて値上がり幅が広がりました。

市場関係者は、「過去3週間、毎週月曜日にワクチン開発に関する発表があり、それを受けて株価が上昇する形となっている。イエレン氏起用の報道も、市場に安心感を与えた」と話しています。