コロナ発生源調査チームの中国派遣「早期に行えると確信」WHO

WHO=世界保健機関で危機対応にあたる責任者は、新型コロナウイルスの発生源などを調べるため中国に送るとしている調査チームについて、「早い時期に現地での調査を行えると確信している」と述べ、中国側と連携して派遣の準備を進めていると強調しました。

WHOは、新型コロナウイルスの発生源や、感染がどのように広がったかを調べるため、中国に国際的な調査チームを送ることで中国側と調整していると、ことし5月に発表しました。

現地調査は半年余りがたった今も実現していませんが、WHOで危機対応を統括するライアン氏は23日、定例の記者会見で、「調査チームが早い時期に現地での調査を行えると確信している」と述べ、中国当局と連携して派遣の準備を進めていると強調しました。

会見ではこのほか、イギリスの製薬大手アストラゼネカが開発中のワクチンの有効性を発表したことについて、主任科学者のスワミナサン氏が「とても勇気づけられるニュースだ」と評価し、「将来的に複数のワクチンが作れるよう、世界中の開発者に開発を続けてほしい」と述べました。