アフガンで銃撃 中村哲さん一周忌前に追悼の会 福岡

去年アフガニスタンで銃撃され亡くなった医師、中村哲さんの一周忌を前に福岡市で追悼の会が開かれました。

医師の中村哲さんは、福岡市のNGO「ペシャワール会」の現地代表としてアフガニスタンで長年、人道支援や復興に力を尽くしてきましたが、去年12月、東部ナンガルハル州ジャララバードで銃撃され、亡くなりました。

23日は中村さんの一周忌を前に福岡市にある母校の九州大学で追悼の会が開かれ、遺族や支援者などおよそ450人が出席しました。

黙とうをささげたあと、ペシャワール会の村上優会長が中村さんによる用水路の整備などの功績を踏まえて「『水は善人悪人を区別しない』という先生のことばをかみしめ、前に進んでいく」と追悼のことばを述べました。

そして、遺族を代表して長女の秋子さんが「あっというまの1年でした。事業が続くことは家族の願いでもあります」と述べました。

また、追悼の会では、アフガニスタンのガニ大統領から送られたビデオメッセージも紹介されました。

現地では、銃撃事件のあと、ペシャワール会の活動は一時中止されましたが、現在は、用水路の整備や農業支援などが再開され、中村さんの遺志を引き継いでいます。

追悼の会に参加した70代の女性は、「一度会ったことがあるがあれだけ人の心の愛情を得る人間性に改めて驚いています」と話していました。