福岡~韓国の往復便 8か月半ぶり運航再開 新型コロナ影響

新型コロナウイルスの影響で運航の取りやめが続いていた福岡と韓国を結ぶ往復便が23日、8か月半ぶりに再開し、多くの韓国人が留学や出張などのために来日しました。

福岡空港では新型コロナウイルスの影響で、ことし3月以降、韓国からの旅客便の運航が中止されていましたが、検疫などの態勢が整い、今月17日から受け入れが認められました。

これを受け、韓国の「アシアナ航空」は23日、8か月半ぶりに福岡空港と韓国のインチョン(仁川)空港を結ぶ往復便の運航を再開しました。

空港の到着ロビーでは、スーツケースを持った韓国人や韓国から帰国した日本人などが次々と姿を現し、出迎えた人たちに笑顔で迎えられていました。

入国した乗客の多くは、留学や就職、それにビジネスの出張が目的で、福岡と関わりの深い韓国との本格的な経済活動の再開につながることが期待されています。

長崎県内の専門学校に留学する韓国人の男性は「来年の3月に卒業した後、日本で仕事をするために来日しました」と話していました。

また、短期出張で来た韓国人の男性は「日本でビジネスの契約を結ぶため9か月ぶりに日本に来ました。こんなに長く時間がかかるとは思いませんでした」と話していました。