コロナ感染再拡大の韓国 ソウルなどで店内飲食午後9時まで

韓国政府は、新型コロナウイルスの感染が再び広がりを見せる中、ソウルなどの首都圏について、24日から規制を強化して、飲食店の店内での飲食を午後9時までとしたり、集会や行事の参加者を100人未満に制限したりすることを発表しました。

韓国では1日に確認される感染者が5日連続で300人を超えるなど感染が拡大していて、韓国政府は22日、ソウルなどの首都圏について規制の強化を発表しました。

それによりますと24日から、飲食店では午後9時以降、店内での飲食ができなくなるほか、集会や行事の参加者は100人未満に制限され、スポーツ観戦は収容人数の10%までしか入場が認められなくなります。

韓国では来月3日に大学進学に向けた全国一斉の試験が予定されていて、パク・ヌンフ(朴※ヌン厚)保健福祉相は「子どもたちが安全な環境で試験を受けられるよう,
一緒に努力しなければならない」と述べ、協力を呼びかけました。

韓国政府はこれまで、感染が疑われる人を早期に特定し徹底的にPCR検査を行うことで、感染の封じ込めを図ってきましたが、今月に入ってさまざまな場所で集団感染が起きているうえ、冬になり、室内での活動が増えてきていることなどから、さらに感染が拡大するおそれもあるとして、警戒を強めています。

※「ヌン」は、「凌」のへんが「さんずい」