ジャイアントパンダの赤ちゃん誕生 日本人スタッフだけで出産

和歌山県白浜町の動物公園で22日、ジャイアントパンダのオスの赤ちゃんが生まれました。

白浜町の動物公園、アドベンチャーワールドによりますと、22日正午ごろ、体長20.5センチ、体重157グラムのジャイアントパンダのオスの赤ちゃん1頭が生まれたということです。

今回は新型コロナウイルスの影響で、パンダの出産に詳しい中国人の研究員が来日できず、初めて日本人スタッフだけでの出産となりましたが、母子ともに健康だということです。

動物公園で生まれたパンダは17頭になりました。

動物公園によりますと、父親の「永明」は28歳、人間に例えると80代前半ですが、2年前にも繁殖に成功していて、この時の飼育下の自然交配で子どもをつくったオスのパンダの世界最高齢の記録を今回、更新しました。

アドベンチャーワールドの今津孝二園長は「中国人研究員がいない中での出産でスタッフも不安だったと思うが、無事に生まれてくれて、ほっとした気持ちです」と話しています。