韓国ヨンピョン島 北朝鮮砲撃事件10年 南北関係停滞の中で

朝鮮半島西側にある韓国のヨンピョン(延坪)島が北朝鮮に砲撃され、4人が死亡した事件から、23日で10年となります。ムン・ジェイン(文在寅)政権は南北の融和を通じた地域の安定を目指していますが、このところ南北関係は停滞していて、今後も対話を呼びかけて、関係改善を模索するとみられます。

10年前の11月23日、北朝鮮軍が朝鮮半島西側の黄海にある韓国のヨンピョン島を砲撃し、兵士と民間人合わせて4人が死亡しました。

島では、北朝鮮の攻撃に備えて韓国軍が警戒を続けているほか、住民のために新たな避難施設が整備され、島の人たちは今も不安の中で生活しています。

ムン・ジェイン政権は南北の融和を通じた地域の安定を目指していますが、ことし6月には北朝鮮が南北の共同連絡事務所を爆破したほか、9月にはヨンピョン島近くの海上で韓国の漁業指導船の乗組員が北朝鮮軍に射殺されるなど、南北関係は停滞しています。

ムン政権は今後も北朝鮮に対話を呼びかけて、関係改善を模索するとみられます。

一方、北朝鮮は新型コロナウイルス対策や国内経済の立て直しに力を入れていて、ムン政権の呼びかけには応じていません。

また、アメリカの大統領選挙について北朝鮮は反応を示しておらず、今後のアメリカの出方を見極めようとしているものとみられます。