都市対抗野球開幕 社会人野球でことし唯一の全国大会

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で社会人野球の大会が相次いで中止となる中、22日から都市対抗野球が東京ドームで始まりました。

ことしで91回目となる都市対抗野球は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大会の中止が相次ぎ、社会人ではことし唯一となる全国大会です。

全国の予選を勝ち抜くなどした32チームが都市の代表として出場し、東京ドームでトーナメント方式で戦います。

大会1日目は開会式を取りやめて1回戦2試合が行われ、第2試合には、6年連続22回目出場の愛知県豊田市のトヨタ自動車と、2年ぶり11回目出場の東京都のセガサミーが対戦しました。

試合は、先月のプロ野球ドラフト会議で広島から1位で指名されたトヨタ自動車の栗林良吏投手が力のあるストレートとキレのある変化球で7回2失点、13個の三振を奪う好投を見せましたが、打線が振るわず、セガサミーに0対2で敗れ、初戦で姿を消しました。

また、スタンドは感染防止のため観客の上限が1万人に制限されたうえ、見どころの応援合戦も中止となりましたが、選手たちの好プレーには大きな拍手が送られました。

大会は12日間の日程で行われ、決勝は来月3日の予定です。