3連休 繁華街の人出 多くで減少の一方 増えたところも

新型コロナウイルスの感染が拡大する中で迎えた3連休の初日、21日の各地の人出は、東京や京都などの繁華街で、感染が広がる前のことし1月から2月までの時期と比べて人出が増えたところもありました。

NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報をもとに、プライバシーを保護した形で全国の人出のデータをまとめています。

それによりますと、3連休の初日、21日の午後3時時点の人出は、去年の同じ月、11月の休日の平均と比べると、ほとんどの地域で下回りました。

また、新型コロナウイルスの感染が広がる前のことし1月中旬から2月中旬までの休日の平均との比較では、
▽東京駅周辺が50%、
▽渋谷のセンター街周辺が25%の減少だったほか、
▽札幌・すすきの周辺で42%、
▽名古屋駅周辺で20%、
▽大阪・梅田周辺でも19%それぞれ減りました。

一方で、人出が増えたところもあり、
▽京都・四条河原町周辺が56%、
▽東京の丸の内周辺と銀座周辺がそれぞれ7%増えたほか、
▽名古屋・栄駅周辺が5%、
▽広島駅周辺が6%、
▽博多駅周辺が4%増加しました。

感染の拡大で旅行や外食などの需要を喚起する「Go Toキャンペーン」の運用の見直しが表明される中、都市部の繁華街などではにぎわいを見せている地域もあり、感染対策の徹底が求められています。