東京都 新型コロナ 391人感染確認 日曜日の発表で最多に

東京都は22日、都内で新たに391人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1日の感染の確認が300人を超えるのは5日連続で、日曜日の発表人数としてはこれまでで最も多くなりました。
また、都は感染が確認された1人が死亡したことを明らかにしました。
都によりますと、旅行に出かけ同行した人から感染したケースも報告されているということです。

東京都は22日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて391人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が9人、
▽10代が19人、
▽20代が129人、
▽30代が72人、
▽40代が45人、
▽50代が52人、
▽60代が37人、
▽70代が14人、
▽80代が8人、
▽90代が6人です。

391人のうち、およそ47%にあたる184人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ53%の207人は、これまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者の内訳

濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が最も多く82人、
▽「職場内」が37人、
▽「施設内」が19人、
▽「会食」が12人、
▽夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が4人などとなっています。

このうち家庭内は10歳未満から80代までの幅広い世代で確認されていて、全体の2割以上を占める19人は妻が夫から感染した事例だということです。

このほか、旅行に出かけて同行した人から感染したケースが4例報告されていて、合わせて5人の感染が確認されています。
5人のうち、4人の行き先は都外だったということです。

「来週以降 増加の懸念ある」

1日の感染の確認が300人を超えるのは5日連続で、日曜日の発表人数としては、8月9日の331人を上回ってこれまでで最も多くなりました。

都の担当者は「連日500人を超えていたが、日曜日で391人は非常に高い水準だ。休日でこの水準だと来週以降、感染者の数がまた増えていく懸念はあると考えている」と話しています。

累計では、都内で感染が確認されたのは合わせて3万7708人になりました。

1人が死亡 重症者は21日と同じ

一方、都の基準で集計した22日時点の重症の患者は、21日と同じ40人でした。

また都は、感染が確認された70代の男性が死亡したことを明らかにしました。
心臓に疾患があった男性は高齢者施設で感染し医療機関に入院していたということです。

これまでに都内で感染が確認されて死亡した人は合わせて479人になりました。

入院中1462人 ホテルなどで療養832人

東京都によりますと、都内で22日までに感染が確認された3万7708人のうち、入院中の人は21日より87人増えて1462人です。

入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は21日と同じ40人です。

都は22日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は21日より74人増えて720人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は21日より50人増えて832人でこれまでで最も多くなりました。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は21日より20人増えて832人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万3383人となっています。