Go Toトラベル 政府 措置必要な地域など検討急ぐ方針

「Go Toトラベル」について政府は、感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入することになりました。今後、措置が必要な地域などの検討を急ぐほか、基本的な感染対策の徹底を粘り強く呼びかける方針です。

国内で新型コロナウイルスに感染した人の数は、21日、1日の発表としては4日連続で過去最多となりました。

こうした中、菅総理大臣は、21日の政府の対策本部で、「感染拡大が一定レベルに達した地域では、その状況を考慮し、都道府県知事と連携し、より強い措置を講じる」と述べ、「Go Toトラベル」について感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止するなどの措置を導入する考えを示しました。

政府は、措置が必要な地域や、開始時期、予約された旅行のキャンセル料の扱いなどについて、検討を急ぐとしていて、西村経済再生担当大臣は、「具体的な制度設計は観光庁で急いでおり、感染拡大地域の都道府県としっかり意思疎通を図りながら、早急に進めたい」と述べました。

一方、政府は、感染拡大を防ぐためには、国民のさらなる協力が不可欠だとして、食事の際も含めてマスクを外す機会を極力減らすことや、こまめな消毒や手洗い、それに「3密の回避」など、基本的な感染対策の徹底を粘り強く呼びかける方針です。