NBA カナダ本拠地のラプターズ 渡航制限で仮の本拠地で開幕へ

NBA=アメリカプロバスケットボールで、カナダのトロントを本拠地とするラプターズは、新型コロナウイルスによる渡航制限で、カナダでの試合開催ができず、アメリカのフロリダ州を仮の本拠地として来月のシーズン開幕を迎えることになりました。

ラプターズはNBAで唯一、カナダに本拠地を置くチームで、7年連続でプレーオフに進出している強豪です。

しかし感染拡大の影響でカナダ政府が外国人の入国を制限しているため、トロントでの試合開催が難しくなり、20日、来月から始まる新シーズンの開幕は、アメリカのフロリダ州タンパを仮の本拠地として迎えると発表しました。

NBAは感染拡大の影響で、8月から10月にかけて行われた昨シーズンのプレーオフはすべてのチームをフロリダ州に集める異例の方式で開催され、感染を抑え込みました。

一方、来月22日から始まる新シーズンでは、従来通り各チームが本拠地での試合と遠征を繰り返して試合を行うことになっていて、ラプターズは対応を迫られていました。

カナダを本拠地とするチームでは、大リーグのブルージェイズも、ことしはトロントにある本拠地球場を使用できず、アメリカ、ニューヨーク州のマイナーリーグの球場を本拠地として使用するなど、異例の対応が続いています。