
東京都 新型コロナ 過去最多の539人感染確認 3日連続で500人超
東京都は、これまでで最も多い539人が21日都内で新たに新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。7日間の平均ははじめて400人を超えたほか、陽性率は、ことし8月以来となる6%台まで上昇しました。
東京都は、21日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて539人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1日に確認される人数としては、19日の534人を上回ってこれまでで最も多くなりました。
また、500人を超えるのは3日連続です。
▽きょうまでの感染確認の7日間平均は403人とはじめて400人を超えたほか、
▽感染経路がわからない人の7日間平均もこれまでで最も多い237.6人となりました。
▽さらに、検査の陽性率は6.3%で、ことし8月12日以来となる6%台まで上昇しています。
きょうの539人を年代別にみると
▽10歳未満が11人
▽10代が26人
▽20代が139人
▽30代が110人
▽40代が105人
▽50代が68人
▽60代が36人
▽70代が32人
▽80代が11人
▽90代が1人です。
40代ははじめて100人を超えました。
539人のうち、およそ39%にあたる208人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ61%の331人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。
感染経路がわからない人はこれまでで最も多くなりました。
濃厚接触者の内訳は
▽「家庭内」が最も多く95人
▽「職場内」が35人
▽「会食」が19人
▽「施設内」が12人などとなっています。
家庭内は、10歳未満から80代まで幅広い年代で確認されています。
会食を通じて感染した50代の男性から同居する妻や子どもに広がったケースなどが確認されています。
これで都内で感染が確認されたのは合わせて3万7317人になりました。
3日連続で500人を超えたことについて、都の担当者は、「特定の地域に偏っているわけではなく広い範囲に拡大しているので、どこにでかけるにしてもしっかりとした対策をとってもらいたい」と話しています。
一方、都の基準で集計した21日時点の重症の患者は20日より3人増えて40人でした。
また、都は、これまでに感染が確認されていた60代の男性が死亡したことを明らかにしました。
この男性は家庭内で感染したということです。
男性は糖尿病だったということです。
これで、都内で死亡した人は合わせて478人になりました。
入院中1375人 ホテルなどで療養782人
入院患者のうち都の基準で集計した重症の患者は20日より3人増えて40人です。
都は21日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。
また、自宅で療養している人はきのうより68人増えて646人です。
都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人はきのうより35人増えて782人で、これまでで最も多くなりました。
このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人はきのうより140人増えて812人です。
一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万3224人となっています。