シンガポール 日本からの入国者 2週間の隔離義務づけ

シンガポール政府は、新型コロナウイルスの感染者が急増している日本などからの入国者に対する検疫措置を厳格化し、政府が指定した施設での2週間の隔離を義務づけると発表しました。

これはシンガポール保健省が20日発表したもので、新型コロナウイルスの感染者が急増している日本とマレーシアから入国するすべての人に対し、入国後の2週間、政府が指定する施設で隔離を義務づけることになりました。

この措置は22日深夜から実施されます。

日本からシンガポールへの入国については、両国政府の合意に基づいて9月中旬以降、日本からの短期の出張者は、行動計画書を事前に提出するなどしたうえで、シンガポール到着後のPCR検査で陰性が確認されれば隔離措置が免除されていました。

シンガポールでは、20日までの10日間、国内での感染は確認されていないものの、外国から入国する人については多い日で20人近く感染が確認されています。

このため保健省は空港などでの水際対策を強化していて、海外の感染拡大の状況に応じて措置を見直すとしています。