トランプ大統領 選挙後初の国際会議に参加

アメリカのトランプ大統領はAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議に参加し、大統領選挙のあと、初めて国際会議に姿を見せました。

トランプ大統領は20日、オンライン形式で行われたAPECの首脳会議にホワイトハウスから参加しました。

会議のあと、ホワイトハウスは声明を出し、トランプ大統領が演説で、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ経済を回復させたとして、今後もそれを進めていくことや、経済成長を通じてインド太平洋地域の平和と繁栄を促進することを再確認したと明らかにしました。

そのうえでトランプ大統領は、各国の首脳らとともに自由で公正な貿易の実現などを掲げたAPECの新たな方針を承認したとしています。

トランプ大統領は多国間の貿易協定に否定的で、中国などに対し、貿易は自由で公正であるべきだとして、不均衡の是正を求めてきていて、大統領選挙で勝利を宣言したバイデン氏がどのように対応していくのか、関心を集めています。

トランプ大統領がAPECの首脳会議に参加したのは就任した2017年以来です。

大統領選挙のあと、国際会議に参加したのはこれが初めてで、ホワイトハウスはトランプ大統領が21日に開幕するG20サミット=主要20か国の首脳会議にもオンラインで出席すると発表しています。