西村経済再生担当相「Go To方向性 早急に政府の対応検討」

「Go Toキャンペーン」について、政府の分科会が、感染が急増している地域での、運用の見直しなどを提言したことを受けて、西村経済再生担当大臣は、早急に対応を検討する考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、20日夜、政府の分科会は、政府の需要喚起策「Go Toキャンペーン」について感染が急増している地域での運用の見直しなどを提言しました。

このあと、西村経済再生担当大臣は、記者会見で、「Go Toトラベル」について「専門家の意見を踏まえ、早急に国としての対策を検討していくことになる。感染が拡大していると言われている地域の知事の意向も尊重しながら、しっかりと判断していきたい」と述べました。

また、「Go Toイート」について、「すでに都道府県知事の判断で、さまざまな対応が行われているが、改めて農林水産省からできるだけ早急に検討を要請することになる」と述べました。

そのうえで、「それぞれの項目について、早急に対応を検討したい。21日午後4時からの政府の対策本部で、今後の対応について方向を出せるよう検討を急ぎたい」と述べました。

一方、西村大臣は、「専門家の間で緊急事態宣言を発出すべきだといった議論はなかった。緊急事態宣言を出す状況にならないよう、今の段階で、強い措置をとるということだ」と述べました。

そして、国民に対し、マスクの着用や手洗いなど基本的な感染対策の徹底を求めたうえで、「とにかくマスクが大事だということを改めてお願いしたい。マスクを外す場面に注意し、活動していただきたい」と呼びかけました。