千葉県 新型コロナ 1日に発表の感染者数 最多の106人

千葉県内で19日に発表された、新型コロナウイルスの新たな感染者は106人となり、千葉県で1日に発表された感染者数としては、初めて100人を超え、最も多くなりました。

このうち、これまでに入所者らの集団感染が確認されている千葉市緑区の特別養護老人ホームでは、新たに70代から90代の入所者の男女7人と、職員1人の合わせて8人の感染が確認され、この施設で感染が判明したのは46人になりました。

千葉県内で発表された感染者は6000人を超えて、合わせて6094人となりました。

また、船橋市は感染が確認されていた、市内に住む60代の女性が、19日に急性呼吸器疾患で死亡したと発表しました。

これで、県内で死亡した感染者は85人となりました。

千葉県は現在の感染拡大の状況について、東京都に隣接する県北西部や、千葉市内で引き続き感染者が多いことに加え、これまで少なかった郡部にも広がり始めているとしています。

また、年代別で徐々に高齢者の割合が増えているほか、家庭や職場での感染が増えているとしています。

19日午後1時の時点で、
▽県内の医療機関に入院している284人のうち、重症者は8人で、
▽すぐに患者の受け入れが可能な病床の稼働率は、およそ45%まで上がってきています。

千葉県の担当者は「極めて重大な事態だととらえている。一人ひとりが感染を防ぐ意識を持ち、感染拡大にブレーキをかけなくはいけない」と話しています。