白物家電 10月の国内出荷額1797億円 26年ぶりの高水準に

エアコンなどいわゆる白物家電の先月の国内出荷額は、いわゆる巣ごもり需要などで26年ぶりの高い水準となりました。電機メーカーなどでつくる日本電機工業会によりますと、先月の白物家電の国内出荷額は、去年の同じ月より22.7%増えて1797億円となり、平成6年以来26年ぶりの高い水準となりました。

これは、新型コロナウイルスの感染を避けるため自宅で過ごす人たちのいわゆる巣ごもり需要が高まっていることが主な要因です。

製品別では去年の同じ月と比べて、洗濯機が27.8%、冷蔵庫が27%、エアコンが19.8%、いずれも増加しました。

また、空気清浄機が去年の同じ月の2.2倍になったほか、ホットプレートも86%増えるなど調理家電の出荷額も大きく伸びています。

日本電機工業会の浜崎祐司会長は「新型コロナウイルスの感染が再び拡大していることからことしの下半期も巣ごもり需要が続くのではないか」と述べました。