香港 民主派議員の資格失効 英米など5か国外相が共同声明

香港政府が、民主派の議員4人の資格を失効させたことをめぐり、アメリカやイギリスなど5か国の外相は共同声明を発表し、「香港の高度な自治をさらに損なうものだ」と強い懸念を表明したうえで、議員資格の失効を直ちに取り消すことなどを求めました。

香港政府は今月11日、中国の全人代=全国人民代表大会の常務委員会が決定した新たな基準に基づき、香港の議会に当たる立法会で政府に反対する立場の民主派4人の議員資格を失効させました。

これについてアメリカ、イギリス、カナダ、それにオーストラリアとニュージーランドの5か国の外相は18日、共同声明を発表し、「香港の高度な自治や権利、そして自由をさらに損なうものだ」として強い懸念を表明しました。

そのうえで「香港の安定と繁栄のためには、人々が正当な懸念や意見を表明するための手段を尊重することが不可欠だ。中国政府には、香港の立法会に対する行動を考え直し、議員を直ちに復職させるよう強く求める」として、中国政府と香港政府に対し、議員資格の失効を取り消し、失効を可能にする決定そのものも直ちに撤回するよう求めました。

欧米各国からの非難が相次いでいることについて、中国外務省は、「中国への内政干渉だ」と強く反発していますが、中国への圧力を強めるアメリカ政府は、さらなる対抗措置に踏み切ることも辞さない構えを見せています。