新型コロナ 政府 20日にも分科会 クラスター対策強化など議論

新型コロナウイルスの国内での感染確認が1日の発表としては初めて2000人を超えたことを踏まえ、政府は、20日にも専門家の分科会を開き、クラスター対策の強化などを議論することにしています。

新型コロナウイルスに感染が確認された人が、18日、1日の発表としては初めて2000人を超え、これまでで最も多くなったことを受け、菅総理大臣は、西村経済再生担当大臣と田村厚生労働大臣に対し感染拡大の防止に全力で取り組むよう指示しました。

西村大臣は「強い危機感を持っており、気を引き締めて、対策にあたる決意だ」と述べていて、政府は、爆発的な感染拡大につながらないよう、対策に万全を期すことにしています。

具体的には、クラスターの発生が相次いでいる職場や会食での感染防止策を徹底するほか、医療機関や高齢者施設などで幅広く検査を実施し、マスクを外す機会を極力減らすといった対策の呼びかけを強める方針です。

また、20日にも、専門家の分科会を開き、感染状況を分析したうえで、クラスター対策の強化などを議論することにしています。

一方、「Go Toトラベル」については、都道府県から除外してほしいといった要望はないとして、感染防止策を徹底したうえで継続する方針ですが、感染状況の推移を見極めながら今後、どう扱うか検討が行われる見通しです。