田村厚生労働相 ワクチン接種「円滑化システム組む」

新型コロナウイルスのワクチンについて田村厚生労働大臣は、円滑な接種に向けて冷凍保存などに必要なシステムを整備するとともに、自治体とも協力して準備を進める考えを示しました。

衆議院厚生労働委員会で、田村厚生労働大臣は新型コロナウイルスのワクチンについて「低温での管理に対応するため、マイナス70度程度で保管できる冷凍庫のようなものを3000個確保するめどを立てている。接種のための円滑化システムを組み、流通や保存などのオペレーションを地方自治体と協力して作っていく」と述べました。

そのうえでワクチンの接種体制について「基本的には医療機関で打ってもらうのが利便性や安全性を考えるとよいと思うが、設備の面で限られてくる。接種を希望する人にはどこか広いスペースで打てるよう、日時を設定して来てもらうことになる」と述べました。

一方、18日の委員会では、ワクチンを円滑に接種する体制を整備するための「予防接種法改正案」が全会一致で可決されました。