トランプ大統領 “選挙不正根拠ない”見方示した高官を更迭

トランプ大統領 “選挙不正根拠ない”見方示した高官を更迭
アメリカ大統領選挙をめぐって、法廷闘争を続けているトランプ大統領は、選挙で不正があったとする主張には根拠がないという見方を示した、政府機関の高官を更迭すると発表しました。これに対し、地元メディアは「権力の乱用だ」などと批判しています。
アメリカ大統領選挙で不正が行われたと主張しているトランプ大統領は17日、国土安全保障省でサイバーセキュリティーなどを管轄する部署のトップ、クレブス局長を直ちに更迭すると、みずからのツイッターで明らかにしました。

この中でトランプ大統領は「クレブス局長の発言はかなり不正確だ。選挙ではすでに亡くなった人が投票するなど、大規模な不正が行われている」としています。
クレブス局長は同じ日の午前中、「大統領選挙に手が加えられたという主張に対しては、セキュリティーの専門家たちが『証拠がない、または支離滅裂なものだ』という見解で一致している」とツイッターに投稿し、選挙に不正があったとする見方を否定したほか、クレブス局長がトップを務める部署は先週、複数の政府機関と連名で、「アメリカの歴史上、最も安全な選挙だった」という声明を出しました。

更迭の発表を受けてクレブス局長は「国に尽くすことができて光栄だ。私たちは正しいことをした」と投稿しました。

報復ともとれるトランプ大統領の人事について、アメリカのメディアは「権力の乱用だ」とか、「粛清だ」などと強く批判しています。