特養老人ホーム職員22人が入所者に虐待で行政処分 岡山 勝央町

岡山県勝央町の特別養護老人ホームで、20人以上の職員が入所者に虐待を繰り返していたとして、岡山県は、この施設に対して新たな入所者の受け入れを、1年間停止するよう命じる行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは勝央町の特別養護老人ホーム、「南光荘」です。

岡山県によりますと「南光荘」では、少なくともことし3月までの1年以上にわたって、職員22人が入所者13人の腹をひもで強く縛って、体を拘束する虐待を繰り返していたということです。

食事を途中で下げたり、入所者を部屋に閉じ込めたりするといった虐待も、確認されているということです。

このため県は、この施設に対し、来年1月1日から1年間、新たな入所者の受け入れを停止するよう命じる行政処分を行うとともに、自治体から施設に支払われる介護報酬について、来月から少なくとも3か月間、10%減額して請求するよう指導しました。

岡山県保健福祉課指導監査室は「福祉施設に対する1年間の受け入れ停止処分は県内では初めてだ。虐待に関わった職員が多く、期間も長いなど、悪質性が極めて高かった」としています。

「南光荘」を運営する「社会福祉法人勝明福祉会」の渡邊吉幸理事長は「処分を謙虚に受け止め再生を図りたい。虐待に関わった職員は減給などの処分を検討している」と話しています。