10月の貿易収支 8729億円の黒字 黒字は4か月連続

先月の日本の輸出額は、中国やアメリカ向けの輸出が伸びたことから、去年の同じ月と比べて0.2%の減少にとどまり、ほぼ前年並みの水準まで回復しました。

財務省が発表した貿易統計によりますと、先月の日本からの輸出額は去年の同じ月より0.2%減少し、6兆5661億円となりました。

地域別にみますと、EU=ヨーロッパ連合への輸出は、自動車や航空機エンジンなどを中心に2.6%減少しました。

その一方で、中国への輸出は半導体の製造装置や自動車などの輸出が伸びて10.2%の増加となり、アメリカへの輸出も自動車や自動車部品が伸び2.5%増加しました。

このように中国やアメリカ向けを中心に輸出が伸びたことから、輸出額の減少幅は0.2%にとどまり、ほぼ前年並みの水準まで回復しました。

先月の輸入額は、去年の同じ月を13.3%下回る5兆6932億円となり、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は、8729億円の黒字で4か月連続の黒字となりました。

新型コロナウイルスの影響で減少した日本の輸出額は、ことし5月を底に回復基調が続いていますが、財務省は世界的に感染が再び拡大していることから、今後の動向を注視する必要があるとしています。