日米豪印4か国が大規模演習 中国の軍事的影響力拡大をけん制か

アメリカ、インド、オーストラリアの海軍と日本の海上自衛隊はインド近海での共同訓練で、アメリカ、インドの空母を中心とする大規模な演習を開始し、アジア太平洋での中国の軍事的な影響力の拡大に4か国で対抗する姿勢を示すねらいもあるとみられます。

アメリカ、インドの海軍と日本の海上自衛隊は例年、共同訓練「マラバール」を実施していて、ことしはオーストラリアの海軍も参加しています。

4か国の部隊は今月3日からのインド近海のベンガル湾で駆逐艦や護衛艦による訓練を終えたあと、17日からはインド西方沖のアラビア海でアメリカ海軍の原子力空母「ニミッツ」とインド海軍の空母「ビクラマディティヤ」も加わり大規模な演習を開始しました。インド海軍によりますと演習は20日までの4日間で、空母を中心とした統合作戦能力の向上を目的としているということです。

訓練海域のアラビア海はアジアと中東を結ぶ海上交通路=シーレーンに近く、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」のもと活動を活発化させていて、近年は中国海軍の潜水艦の展開も確認されているということです。

参加各国としては「自由で開かれたインド太平洋」のもとでの結束を強調するとともに、中国の軍事的な影響力の拡大に4か国で対抗する姿勢を示すねらいもあるとみられます。