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NY株式 ダウ平均 ワクチン開発に期待 9か月ぶり最高値を更新

週明け16日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待から3万ドルの大台に迫る水準まで値上がりし、ことし2月につけた終値としての最高値を9か月ぶりに更新しました。
16日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて470ドル63セント高い、2万9950ドル44セントでした。

終値として、ことし2月12日につけたこれまでの最高値を9か月ぶりに更新しました。

この日は、アメリカの製薬企業「モデルナ」が、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、「94.5%の有効性がある」とする暫定的な結果を発表したことからワクチン開発への期待が膨らみました。

このため、幅広い銘柄が買われ、ダウ平均株価は先週つけた取り引き時間中の最高値も更新しています。

市場関係者は、「先週月曜日のファイザーの発表に続いて、2週続けてワクチン開発への期待が買い注文につながった。ワクチンをきっかけに経済活動の正常化が進めば景気の先行きにもプラスになるとして、これまで値下がり傾向だった製造業やサービス業など、IT以外の銘柄の上昇が目立っている」と話しています。

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