首相「感染対策とりながら観光需要を回復させる政策プランを」

国の観光戦略を議論する政府の会合で、菅総理大臣は、ポストコロナを見据えて、感染対策と両立しながら観光需要を回復させる政策プランを、次回の会合で取りまとめるよう指示しました。

総理大臣官邸で開かれた、政府の「観光戦略実行推進会議」には、菅総理大臣や赤羽国土交通大臣ら関係閣僚のほか、旅館の経営者なども出席しました。

この中で、菅総理大臣は「観光関連の仕事には、全国でおよそ900万人が従事している。それぞれの地域を守り、わが国が観光立国として生きていくため、新型コロナウイルスの感染対策と両立しながら、なんとか現状を乗り越える必要がある」と指摘しました。

そのうえで「今後、国内外の観光客に楽しんでもらえるコンテンツ作りは、観光を復活させていくうえでも極めて重要だ。また、施設の改修や、複数のホテル・旅館の提携なども含めて、今のうちに、できることをしっかり支援していく必要がある」と述べました。

そして観光庁を中心に、ポストコロナを見据えて感染対策と両立しながら、観光需要を回復させる政策プランを、次回の会合で取りまとめるよう指示しました。