愛知県知事 コロナ 1段階上の「厳重警戒」に近づくとの認識

愛知県の大村知事は、県内での新型コロナウイルスの感染状況が厳しさを増しているとしたうえで、現在「警戒領域」だとしている感染状況の指標が、1段階上の「厳重警戒」に近づいているという認識を示しました。

愛知県では1日に発表された新型コロナウイルスの新たな感染者の数が、15日まで6日連続で100人を超えるなど、感染が再び拡大しています。

こうした中、大村知事は記者会見で、15日の時点で県内の感染者のうち、医療機関に入院している人が280人、軽症者などの療養施設に入所している人が217人に上っていると説明しました。

そのうえで「県内の病床が直ちにひっ迫しているわけではないが、新たな感染者の数が今後減っていくことは見込めず、大変厳しい状況に向かっていると認識している」と述べました。

そして「県内の感染の指標は『厳重警戒』に近づいていて、今の感染状況が続くと近いうちに、現在の『警戒領域』から引き上げることも考えられる。県民の皆さんにもさらに踏み込んだ厳しい対応をお願いせざるをえないことにもなるので、状況を注視して対応していきたい」と述べました。