菅首相 新型コロナ “感染者増加傾向顕著 感染対策徹底を”

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、菅総理大臣は、政府与党連絡会議で、感染者の増加傾向が顕著になっているとして、飲酒を伴う懇親会で「3密」を避けるなど、基本的な感染対策の徹底を図る考えを強調しました。

この中で、菅総理大臣は、新型コロナウイルスの感染状況について、「新規の陽性者数の増加傾向が顕著になってきている。特に北海道や東京、大阪、愛知などでその傾向が著しく、各自治体と連携しながら、最大限の警戒感を持って、感染状況に応じた対策を実施している」と述べました。

そして、全国の2万4000を上回る医療機関で診療や検査を実施する体制を整備したほか、感染が増加している地域での大規模で集中的な検査の実施や、クラスター対策の専門家の派遣、それに、保健師の広域的な派遣調整などによって、自治体の取り組みを支援していると説明しました。

そのうえで、政府の分科会からの提言を踏まえ、飲酒を伴う懇親会で「3密」を避けたり、会話の際にはマスクを着用したりするなど、基本的な感染対策の徹底を図る考えを強調しました。