路上で女性が血を流し死亡 男に殴られたか 東京 渋谷区

16日朝、東京 渋谷区の路上で60代くらいとみられる女性が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡しました。現場近くの防犯カメラには男が女性の頭を何かで殴りつける様子が写っていたということで、警視庁は殺人事件として逃げた男の行方を捜査しています。

16日午前5時ごろ、渋谷区幡ヶ谷の路上で「人が倒れている」と警視庁に通報がありました。

警察官が現場に駆けつけたところ、バス停の近くで60代くらいとみられる女性が意識不明の状態で倒れていて、病院に搬送されましたがまもなく死亡したということです。

警視庁によりますと、現場近くの防犯カメラには通報の1時間ほど前、1人の男がバス停のベンチに座っていた女性に近づき、手に持っている何かが入った袋で頭を後ろから殴りつけた後、そのまま立ち去る様子が写っていたということです。

警視庁によりますと、女性は当時、所持金が8円しかなく、身なりなどから路上生活者とみられるということです。

警視庁は女性の身元の確認を進めるとともに、殺人事件として逃げた男の行方を捜査しています。

現場は京王新線の幡ヶ谷駅から西に200メートルほどの甲州街道沿いの歩道で、周囲にはマンションなどが建ち並んでいます。

現場近くのクリーニング店に勤める40代の男性は「けさ早く、高齢の女性が路上に倒れているのに別の従業員が気づき、通報したと聞きました。当時は顔色が悪かったそうです。女性はバス停のベンチに座っていることが多く、ふだんからよく見かけました」と話していました。

現場近くに住む70代の男性は「朝、コンビニエンスストアへ買い物に行くときに、高齢の女性がバス停のベンチでキャリーケースを横に置いて寝ている姿をよく見かけました。見かけるようになったのは1か月ほど前からでしたが、けさは姿が見えず、警察官がたくさん集まっていたので、何があったのかと思いました」と話していました。

近くの防犯カメラにも男の姿 同一人物か

現場から100メートル余り離れた場所に設置された防犯カメラには、女性を殴ったとみられる男の姿がうつっていました。

この防犯カメラの映像では、午前3時25分ごろ、帽子をかぶり、チェックのワイシャツと青いジャンパー、それにベージュのズボンを身に着けた男が、右手に袋を持って画面の右から左に向かって歩いて行く様子が確認できます。画面の左方向に現場があるということです。

それから数分の間に、男はいったん戻ってきて防犯カメラの前を通り過ぎたあと、再び現場の方向へ歩いて行きました。

捜査関係者によりますと、この男は犯行の様子を捉えた別の防犯カメラにうつっていた男と同一人物とみられるということです。