東京都 コロナで2人死亡 感染確認は180人 月曜で3番目の多さ

東京都は16日、都内で新たに180人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。月曜日としてはこれまでで3番目に多くなりました。また都は、感染が確認された2人が死亡したことを明らかにしました。

東京都は16日、都内で新たに10歳未満から80代までの男女合わせて180人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が6人、
▽10代が8人、
▽20代が39人、
▽30代が34人、
▽40代が30人、
▽50代が28人、
▽60代が15人、
▽70代が12人、
▽80代が8人です。

1日の感染の確認が200人を下回ったのは、7日前の今月9日以来です。

ただ月曜日は、土曜日や日曜日に休診の医療機関が多く、平日の中では比較的少なくなる傾向がありますが、16日の180人は、月曜日としては3番目に多くなりました。

180人のうち、およそ41%にあたる74人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ59%の106人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽家庭内が最も多く31人、
次いで、
▽職場が14人、
▽施設内が9人、
▽会食が5人、
▽夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が4人などとなっています。

このうち施設内では、足立区の「花はたリハビリテーション病院」で患者1人と職員1人の感染が確認され、都に報告されたのは、合わせて6人となりました。

また、国士舘大学では空手部の部員1人が確認され、都に報告されたのは、合わせて部員9人になりました。

これで都内で感染が確認されたのは、合わせて3万4931人になりました。

都の担当者は「ここ1週間くらいをみるとことし8月上旬から中旬の感染者数の傾向と似ている。先週は300人を超える日が4日続いたが、あす以降もっと増えていくのか400人を超えない程度で推移していくのか、注視しなければならない」と話していました。

一方、都の基準で集計した16日時点の重症の患者は、15日より2人増えて40人でした。

また入院患者は、15日より43人増えて1302人となりました。

1300人を超えたのは、ことし9月7以来です。

都は、重症の患者向けと中等症以下の患者向けの病床を合わせて2640床を確保していますが、都の担当者は「入院患者が増えていて、重症の患者の推移とともに十分注意する必要がある」と話しています。

また都は、感染が確認された50代の男性と80代の男性のあわせて2人が死亡したことを明らかにしました。

このうち、50代の男性は、自宅で死亡しているのが見つかり、その後、感染が確認されたということです。

亡くなる前に発熱などの症状で通院していたということですが、死因はまだわかっていないということです。

これで都内で死亡した人はあわせて472人になりました。

入院や重症など患者の状況は

東京都によりますと、都内で16日までに感染が確認された3万4931人のうち、入院中の人は15日より43人増えて1302人です。

入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は、15日より2人増えて40人でした。

都は16日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は、2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は15日より52人増えて497人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は、15日より25人増えて627人で、これまでで最も多くなりました。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は15日より169人減って329人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は、3万1704人となっています。