北海道 知事と札幌市長が緊急会談へ 感染対策の強化など検討か

北海道内の1日の感染確認が連日200人を超えるなど、感染拡大に歯止めがかからないことから、北海道の鈴木知事と札幌市の秋元市長は16日、緊急に会談することになりました。対策の一段の強化を含め、検討が行われる見通しです。

道は、感染状況に応じて対策を行う5段階の「警戒ステージ」を独自に定めていて、今月7日に「3」に引き上げ、今月27日までを集中的な対策期間として、繁華街 ススキノで営業時間などの短縮要請を行っています。

ただ、札幌市での感染確認が連日100人を超え、高止まりとなっているほか、道内の1日の感染確認も4日続けて200人を超えるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

このため、鈴木知事と札幌市の秋元市長は、16日午前中にも緊急に会談し、今後の対策を協議する方針です。

会談では、札幌市内で感染の拡大が続いているうえ、市外でも感染者が急増していることや、高齢者福祉施設や医療機関でクラスター=感染者の集団の発生が相次いでいること、それに、15日の時点で道内の重症者が18人となるなど、医療がひっ迫しかねない状況にあることなどを踏まえ、対策の一段の強化を含め、検討が行われる見通しです。

鈴木知事と秋元市長が会談するのは、ステージを「3」に引き上げる前の今月4日以来で、両氏は会談のあと、今後の対策の方向性などについて明らかにすることにしています。