東京都 新型コロナ 255人感染確認 7日間平均で300人超える

東京都は15日、都内で新たに255人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。7日間平均は15日の時点で305.9人となり、300人を超えるのは8月12日以来です。

東京都は15日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて255人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が4人、
▽10代が15人、
▽20代が68人、
▽30代が47人、
▽40代が42人、
▽50代が43人、
▽60代が18人、
▽70代が12人、
▽80代が5人、
▽90代が1人です。

255人のうち、およそ44%にあたる113人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ56%の142人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳 家庭内が最多

濃厚接触者の内訳は、
▽家庭内が最も多く49人、
次いで、
▽職場内が19人、
▽施設内が15人、
▽会食が10人、
▽夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が6人などとなっています。

このうち家庭内では、10歳未満から70代までの幅広い年代で感染が確認されています。

夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者では、同じホストクラブの従業員4人の感染が確認されたということです。

都内で1日の感染の確認が300人を下回るのは5日前の今月10日以来で、200人を超えるのは6日連続です。

感染の確認は曜日ごとにばらつきがあり、傾向が異なりますが、日曜日に200人を超えたのはおよそ3か月前の8月23日以来です。

また、都のモニタリング項目の1つとなっている7日間平均の感染の確認は、15日の時点で305.9人となり、300人を超えるのは8月12日以来です。

200人を超えた今月8日から1週間で100人余り増加しています。

これで都内で感染が確認されたのは、合わせて3万4751人になりました。

一方、都の基準で集計した15日時点の重症の患者は14日より3人減って38人でした。

また、15日は死亡が確認された人はいませんでした。

入院や重症など患者の状況は

東京都によりますと、都内で15日までに感染が確認された3万4751人のうち、入院中の人は14日より80人増えて1259人です。

入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は14日より3人減って38人でした。

都は15日の時点で、重症の患者向けの病床を150床、中等症以下の患者向けの病床は2490床を確保しているということです。

また、自宅で療養している人は14日より24人増えて445人です。

都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は、14日より57人増えて602人で、これまでで最も多くなりました。

このほか、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は14日より15人減って498人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は3万1477人となっています。