“復興支援”高田賢三さん発案「起き上がりこぼし」台湾で展示

先月亡くなった世界的なデザイナー、高田賢三さんが、東日本大震災の復興支援のために発案した「起き上がりこぼし」の展示会が台湾で開かれています。

高田賢三さんは、東日本大震災の復興支援のため、何度倒れても立ち上がる福島の縁起物、「起き上がりこぼし」の展示会を発案し、7年前から世界各地で開いてきました。

東日本大震災の際に日本に多額の義援金を贈った台湾では、現地の工芸家や芸術を学ぶ学生など70人が「起き上がりこぼし」をデザインし、これまでに各国で絵付けされたものと合わせて250点余りが台北市内で展示されています。
高田さんは、新型コロナウイルスへの感染により、先月亡くなりました。

会場では、ことし夏に収録したという高田さんのビデオメッセージが放映され、被災地の復興とともに感染終息への願いを語っていました。

色とりどりの起き上がりこぼしを見た人は「各国、各界の人たちがデザインしたものを見て、楽しめたし、元気になれました」と話していました。

この展示会は今月22日まで開かれています。