障害者のきょうだいに社会的支援を シンポジウム

障害がある人のきょうだいが抱える悩みについて考えるシンポジウムが開かれ、親の関心が障害のある子に向きがちで疎外感を感じた体験や、家族を支える難しさなどを共有し、支援の必要性を訴えました。

シンポジウムはオンラインで開かれ、障害がある人のきょうだいや親など、1500人余りが参加しました。

この中では、参加者が体験を語り、このうち、家族のケアを行っている人たちで作るグループの代表で、ダウン症の兄がいる持田恭子さんは「子どもの頃は、からかわれることがたくさんあり、兄のことを周りに知られたくないと思っていた。家族は兄中心の生活で、自分は疎外されているような気がしていた」と述べました。

また、社会福祉士で知的障害のある姉がいる山下のぞみさんは「障害者の家族の問題は、家庭内だけでは解決が難しく、学校や行政、それに福祉に関わる人が、手を差し伸べるようにしてほしい」と訴えていました。

障害がある人のきょうだいは、親の関心が障害のある子に向きがちで寂しさを感じるほか、家族をどう支えていくかなど、特有の悩みを抱えるケースが少なくありませんが、支援は行き届いていないと指摘されています。

聴覚障害のあるきょうだいがいる人たちの会の代表で、弁護士の藤木和子さんは「家族内でも話しづらい面があり、モヤモヤを抱えている人が多いと思う。少しでも親やきょうだいの間で話すきっかけになってほしい」と話していました。