札幌 ススキノ 道と市が飲食店訪問 営業時間短縮など協力要請

新型コロナウイルスの感染が急速に拡大するなか、北海道と札幌市は、クラスター=感染者の集団が相次いでいる札幌市の繁華街・ススキノの感染対策を徹底しようと、接待を伴う飲食店などを訪問して、営業時間の短縮などに協力するよう呼びかけました。

札幌市の繁華街ススキノでは、これまでにクラスター=感染者の集団が25件、発生していて、道は感染拡大を抑えようと、今月27日まで、接待を伴う飲食店やバーなどには営業時間を、居酒屋などには酒を提供する時間を、それぞれ午後10時までに短縮するよう呼びかけています。

この呼びかけに応じてもらおうと、13日夜、道と市の担当者20人がおよそ200店舗を訪れ、チラシを配るなどして午後10時以降の営業自粛を直接、要請しました。

道の対策本部の今西昌志企業活動支援担当課長は、「飲食店の方々にとっては苦しい中での営業時間短縮の要請と理解しているが、できるだけ早くまた明るいススキノに戻せるよう協力してほしい」と話していました。